目安という言葉は「目安し」からきていて、見ていて安心というところから、そろばんの位取りや秤の目盛りなど、見てすぐわかるものを「目安」と呼ぶようになり、目当てや基準の意味で使われるようになったとのこと。(語源由来辞典より)
さて、この「目安」、洋服や靴を選ぶ仕事をしている私にとっては大切なことで、自分なりにいくつかの「目安し」があります。
そのひとつは上着の内側に使われている芯地です。
これは上着の仕上がりを左右するもので、大きく分けて「毛芯」と「接着芯」があります。
着心地や品質に大きな違いが出るこの芯地、もちろん毛芯のほうが良いのですが、最近は少なくなりつつあるようです。
もしどこかでスーツやジャケットをお求めなるときは気にしてみたらいかがでしょう。
もうひとつは靴の目安、こちらはアッパーとソールを縫ってあるか、接着しているか、が大きな目安になります。
こちらもやはり縫ってあるものの方が段違いの良いのは間違いありません。
モノ選びには色々な基準があるのですが、こんなことに限らず、自分自身でひとつの「目安」を持っていると手に入れるものを絞り込みやすくなるかもしれません。
- 2014/10/02(木) 14:43:07|
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