少し日が短くなった午後6時、重陽の節句を過ぎた月曜日の空気は乾燥していて、ウソのように日中の暑さが遠のいていきます。
高台から見る自分の住む街は、夏のそれとは別の場所のようで、秋の空の下、静かに夜を出迎えています。
晩夏の休みの日の夕暮れが大好きなのは、これからの夜の時間が自分のものになるということ。
仕事の日にこの場所にたどり着くのは夜10時。
やらなくてはならないことで1日が終わります。
まだ6時、気持ちの良い夜の始まり、予定のない時間が待っている感覚に自由を感じます。
どこからか漂ってくる魚を焼く匂いと🐟、かすかに聞こえてくるピアノを練習をする音🎹。
季節の移ろいを感じるしあわせなひと時でした。
- 2019/09/23(月) 10:41:10|
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「あなたは今着ている服をどうやって選びましたか?」
京都国立近代美術館で開催中の特別展「ドレス・コード?--着る人たちのゲーム」がとても面白そう。
もう随分長い間着ることに夢中になってきましたが、最近は「着ることを考える」ことに興味が向いています。
展覧会のキュレーターの都築響一さんのメッセージは下記の通り。
パリコレがあり、有名デザイナーがいて、毎シーズンのスタイルが時間をかけて街の洋品店に伝播していった時代が遠い過去となって、もはや今シーズンの流行色もトレンドもなく、時代感覚のずれた老舗メゾンが人種差別的な商品や発言でバッシングされ、ファッション雑誌はますます売れず、ひとはそれぞれ好き勝手な服を着るようになって、あからさまなブランドよりも「ほかのだれも着てないTシャツ」のほうがオシャレとされるようになって・・・デジタルテクノロジーがコミュニケーションも物流もすべてを一変させたこの時代に、「業界が僕らに着せたい服」ではなく、「僕らが勝手に着たい服」はどこにあるのだろうか。
全く同感。
見に行っちゃおうかな・・
- 2019/09/09(月) 11:12:27|
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ロンドンで滞在していたホテルの目の前がビクトリア・アルバート美術館でした。
世界中の美術工芸品を集めた圧巻のコレクションで、本当もう鼻血が出そう・・・
中でも衣装品には時を忘れて目を奪われました。
ちょうど特別展でクリスチャン・ディオール展が開催中でした。
クリスチャン・ディオール、イヴ・サンローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、 歴代のデザイナーの魂のこもったオートクチュールはそれはもう芸術品の域。
紳士服のサルトリアの世界と同様に奥の深さを感じます。
新しい取引先出来そうだし、V&Aにはまた来たいな。
- 2019/09/02(月) 12:53:56|
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