今シーズンからハンガリーの靴の取り扱いを始めました。
いま、あまりフレンドリーではない国として評判のハンガリーです。
今年の2月と6月、オーダーのために2回ブダペストを訪問致しました。
ハンガリーの名誉のために言いますが、「ブタペスト」ではありません。
「ブダペスト」です。
ブタがペストになったわけではなく、ブダ地区とペスト地区があるのであわせてブダペストです。
その滞在の印象は非常に良く、街はきれいだし、人々は親切で「なかなか素晴らしい国だなぁ」と思っていました。
ただ、一つ忘れられない出来事がありました。
地下鉄に乗っていた時に検札が来たのですが、その態度がとても居丈高なのです。
「切符を持っていない人を取り締まる!」というオーラを発散していて、そう昔の国鉄、私が子供のころの日本の検札を思い出しました。
乗客はまるで検察に来た人を恐れているかのようです。
やはり国が強い国なのでしょう。
すこしだけハンガリーの印象が変わりました。
次回の訪問は来年の2月、今度は何が起こるのか楽しみです。
でも確かなのは素晴らしい靴を作る国であるということです。
- 2015/09/29(火) 18:19:24|
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自分で洋服の店を持っているので、自分自身の服についてはまったく不満がないかというとそんなこともなく、今一番私を悩ませているのがパジャマです。
人間は一生の三分の一は寝ているとはよく言われることですが、このところますますパジャマについての不満が募っています。
もちろん値段も手ごろでそこそこのパジャマはたくさんあるのですが、そんなパジャマでは満足できない体になってしまっているので、着心地が良くて、寝心地が良くて、寝起きでも格好がいいパジャマが欲しいのです。
かといってシルクのゴージャスのモノや流行りの部屋着兼パジャマというのはどうも好みに合いません。
ヨーロッパ滞在中は常にパジャマを探していて、特にミラノ・パリでは、時には良いものが見つかるのですが、大きな問題はやはりサイズ。
自分に合ったサイズで気に入るものが少ないのです。
こうなれば自分の店で扱うのが一番だと考えて、いまナポリのシャツメーカーにパジャマ生産の依頼をしています。
満足のいくパジャマが手に入ったら、色違いで4、5枚手に入れて寝室でひとりパジャマパーティだな、などと馬鹿なことを考えております。
- 2015/09/22(火) 15:00:07|
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来週からのオーダー会に合わせて、秋冬の生地を色々と見て回っています。
生地メーカー毎に、それぞれ特徴がある素材を出して来ていて本当に興味深いです。
生地バンチをめくりながら仕立て上がりを想像していると時の経つのを忘れてしまうほど。
今回、もっともよかったのはフォックスブラザース、1772年創業の西イングランドの老舗生地メーカーです。
フランネルが有名なメーカーですが、やはり予想通りの素晴らしい出来上がり、ヴィンテージ以外で久しぶりに心躍る
生地コレクションでした。
来週末、9月19日(土)・20日(日)にスティーヴでご覧いただけます。
ご興味のある方はぜひ!
- 2015/09/12(土) 16:35:58|
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お客様にはできるだけ、買って頂いたモノの感想を聞くようにしています。
「よかったですよ。」とか「まぁまぁかな。」とかが比較的多いような気がするのですが、
「まだ、着ていない。」なんて言われることもあります。
もちろん面と向かってあまりネガティヴなことも言いにくいと思うのですが、願わくばここは正直な意見を伺いたいところです。
ほとんどのメーカーとは直接取引をしているので、頂いた意見で納得できることはすぐにメーカーに伝えることができます。
彼らもも日本人の体形や好みがわからないので、誠実なメーカーにとってそのような意見は貴重なはず。
そしてリクエストすると比較的簡単に次の商品に反映させることができる場合が多いのです。
少しでも良いものを提供するために率直な意見を頂けるととてもうれしく思います。
- 2015/09/06(日) 12:34:51|
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