まったく期待をしないでブラブラしているときに思いがけず気に入ったモノを見つけるとそれだけでとてもうれしくなってしまいます。

今日は行きつけの本屋さんで新しいファッション雑誌を発見。
どうやらイギリスの雑誌、創刊2号目なのでまだまだこれからですね。
でも、なかなか良いです。
内容はファッション一辺倒ではなく、ファッションとアートとコラム、全体の中のファッションページの割合がちょうど良いかんじで、デザインやレイアウトも洗練されてカッコイイ。
なんかフツーの感じが良いですね。紙質も好き。

久しぶりに定期購読したい洋雑誌に巡り合ったと思っているのですが、私がいいと思う雑誌はすぐ休刊になっちゃうからな・・がんばって欲しいっす。

　スティーヴの近くにミニシアターがあります。
ミニシアターとしてはけっこう老舗で、上映している映画も渋い。

夜は9時過ぎからの上映があり、店を閉めて軽い食事をしてから映画を見ることができます。
これが結構楽しくて、ゴーヤチャンプルーを食べた後にスタバを買い込んで、ゆったりと映画を見てから家に帰ったりしています。

やっぱり、映画館で見る映画は格別ですね。
病みつきになりそうです・・・

　春夏に何かカジュアルウェアを、と思い、以前から気になっていたミュゼウムをじっくりチェックしてきました。
もともとドレスウェアが大好きなので店のコレクションも上着が中心になりがち、カジュアルを軽視しているわけではないのですが、「頭の悪そうなイタカジはなぁ」と思っていることも確かでございます。

ベネト州、ヴィチェンツァのメーカーですが、生産は中国。メイドインチャイナに抵抗がなくはないのですが、カジュアルウェアは、作りの良し悪しに加えてデザインやセンスがとても大切です。
コレクションが気に入って作りが良かったら、いいかな、とも感じております。（基本的に商品を買い付けるかどうかの判断は、自分が一消費者の立場で着たいか？買うか？ということで決めることにしています。）

フィレンツェの展示会で見つけて、ミラノのショウルームでじっくり見てきました。
コレクションはとても良いし価格はリーズナブル、「さぁ、どうしようかな？」

　早いもので開店から6年が経とうとしています。
その間に日本のインポートメンズファッションも目まぐるしく変わってきました。
以前、業界を席巻していたブランドは消えていき、流行は次々と移り変わってきています。

そんな業界に身を置きながらも、時代や流行が変わっても本質的な「カッコ良さ」は変わらないと信じている私は、相変わらずの姿勢と目線で自分の店をやっていきたいと考えています。

注意深く、慎重に、本当に良いと思うものを吟味して揃えていきたいとも考えています。
いつかこのやり方が通用しなくなる時が来るかもしれません。
まぁその時はその時ですが、出来る限り自分の大好きな洋服の世界で食べて行くことができたらこんなに幸せなコトはないと考えています。

とりあえず10年はがんばります。

6年の間、店に足を運んで頂き、お買い物をしてくださった皆様、応援して下さった皆様に心より御礼申し上げます。

これからもよろしくお願い致します。

石内良樹