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STEVE BLOG 洋服の着方

青山のセレクトショップのオーナーが書くメンズファッションを話題の中心にした日記

MY FAVORITE

 イタリアはボローニャのシャツメーカーであるフライはそのつくりの良さで日本でも大人気。日本の洋服好きの間でも確固たる地位を築いています。ワイドスプレッドのドレスシャツを取り扱う店が多い中、私のお気に入りはボタンダウン。中でもアリゾナというモデル名の(フライのボタンダウンのモデル名の多くはアメリカの地名がついています。)少し大きめな襟のボタンダウンが大好きです。ネクタイをしても良し、しなくともその上品さは損なわれません。もともと知的で上品な雰囲気を醸し出すボタンダウンシャツですが、フライというメーカーが持っている特質と見事にマッチしています。私にとっては常に何枚かは手元においておきたいアイテムの一つです。

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  1. 2008/11/25(火) 17:08:11|
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フィレンツェ ホテル奇譚 (後編)

 「なんでおまえのオレンジジュースが私の部屋の冷蔵庫の中にあるんだよ!」と思いつつ、平静を装い、「いらない」と言うと、ようやく彼女は自分のオレンジジュースのパックを持って部屋から出て行きました。ここにおいて私はなぜかクスクス笑いが止まらなくなり、だんだん自分が壊れていくような気がしてきます。気を取り直して、まずアポイント先へと電話を入れなくてはと思い受話器を取るとなーんにも音がしません。いくら外線につながる前だからといって無音の電話はありません。いくつかボタンを押してみましたが無駄。仕方がなく部屋を出てレセプションに行くと、受付の子はおいしそうにオレンジジュースを飲んでいました。「電話が使えない。」というと、あら、とか言う顔をして「そう、じゃすぐに手配するから部屋で待ってて」と言います。部屋に戻ってもいつ修理の人が来るかもしれないと考えるとシャワーもお預けです。すぐにノックの音、「おっ珍しく対応が早い」なんて思ってドアを開けると受付の娘がドライバーを持って参上。「お前が直すのかよ!」おもわず日本語でつぶやきます。なんかどんどん悪いスパイラルにはまっていくような気が・・・
 電話を分解し始めた受付嬢ですが5分ほどして「やっぱ壊れているわね」だって。もう何もいわずに腕組みをしている私にさすがにまずいと思ったのか「チョット待ってね」というと部屋を出て行きます。しばらくすると別の電話機を持って参上、ジャックを抜いて新しい電話と交換です。「さぁできたわ」まるで自分の手柄のように言い放つとニコッと笑って部屋を出て行く彼女。残された私はよーやく電話をかけてアポイントを遅らせ、シャワーを浴びることができました。その後もこのときの滞在は散々。レストランはことごとくはずし、出会う人はみんな変人。まるでツインピークスのようなフィレンツェ滞在でした。
おわり。


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  1. 2008/11/19(水) 18:58:51|
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フィレンツェ ホテル奇譚

 もう何年か前の話、その年のフェレンツェは暑かった。フィレンツェにたどり着いたのは一番暑い午後2時。熱波が来ており連日40度近く。そんな中ホテル代を節約しようとした私は初めてアパートメントタイプのホテルを予約をしたのです。そもそもその貧乏性が間違いの始まり。猛暑と時差ボケでやっとの思いでホテルを探し当てると、イヤーな予感。案の定、ホテルの入り口が閉まっていて誰もいない。入り口には小さい張り紙がしてありここに連絡しろとのこと。携帯電話を持たない私はこの荷物を持って公衆電話を探すのか、とウンザリ。下手をしたら熱中症になって倒れるなぁと思いつつ途方にくれていると、向かいの花屋の屋台のおじさんが親切にも連絡をしてくれて、しばらくここで待て、とのこと。しかし、待てど暮らせど誰も現れません。待つこと30分、むこうの方から明らかに不機嫌な顔をして歩いてくるブルカを被った女性。その巨体には「なんで私がこの暑いのにここまでこなきゃいけないのよ」オーラが出ています。本来、不機嫌になるべきは私なのですが怒る相手が自分よりもさらに不機嫌な顔をして登場したときにはどうしたらよいのでしょうか。
彼女は、入り口の鍵を開けるとようやく日陰である建物の中に入ることができます。しかし、彼女はそこで帰ってしまいます。「私はレセプションではないので、別の子が来るまで待って」という捨てぜりふを残してさっさと行ってしまいます。そんな馬鹿な!一刻もはやく部屋に入り、冷たいシャワーを浴びたいのに。すでに汗びっしょり、意識も朦朧としてきました。午後のアポイントの時間も迫ってきています。そこで待つこと15分、ようやくレセプションの娘登場。なぜかスタッフはみんなモスレム、おまけに腰が痛いらしく歩き方が明らかに変、当然一言のお詫びもなく「パスポート出して」の一言。この娘がまたおしゃべりで延々と自分がなぜ腰を痛めたかを飛行機を乗り継いで14時間かけて東洋の端からたどり着いた私にまくし立てます。ここに来て私はなにか白日夢を見ているような気になってきます。
登場人物がみんな変、フィレンツェの人間はみんな暑さでおかしくなってしまったのか。チェックインを済ませると彼女は「部屋まで案内するするわ」と言って先に歩き出すが当然荷物は持たない。腰も痛いし何で私が荷物を持つの、という感じです。おまけにそのホテルはエレベーターがなく部屋は中2階、これ以上私に苦難を与えるのか、と思いつつ何とか自分で荷物を運びます。
部屋に入るまでしゃべり通しの彼女は、部屋に入ってからも延々と部屋の使い方の説明をしています。荷物を運んでないのだからチップはやらないぞ、と心に誓っている私は一刻も早く彼女が部屋から出て行ってくれるのを待つばかり。そのとき彼女が「ここが冷蔵庫」と言って冷蔵庫を開けるとなぜかそこには飲みかけのオレンジジュースのパックが・・・「あれーこれ私のだわー」彼女は言うとオレンジジュースを冷蔵庫から出して私に向かってニッコリと「飲むー?」
危うく気を失いそうになりました。後編に続く・・


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  1. 2008/11/12(水) 18:22:34|
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THE BIG ISSUE

日本の雑誌をまったく読まない私ですが、この雑誌だけは例外。「ホームレスの仕事をつくり自立を応援する」という趣旨に賛同するということもあるのですが、中身も相当面白い!ホームレスによる人生相談やさまざまなエッセイ、スポンサーに気兼ねをしないストレートな意見が満載です。もともと歯に衣を着せない意見が好きなこともあって愛読紙となっています。普通の本屋さんでは売ってません。ターミナル駅や繁華街でホームレスの方々が売っています。青山では表参道の交差点付近やこどもの城の前で買うことができます。ぜひご一読ください。

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  1. 2008/11/05(水) 17:43:39|
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プロフィール

kamakuraya690

Author:kamakuraya690
2005年、8月に青山にメンズインポートウェアのブティックがオープン致しました。
オーナーでバイヤーでもある私が商品の紹介やファッションに関する話題、海外出張での情報などをお知らせいたします。
ぜひご一読ください。

STEVE 石内良樹

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